インプラントとは
人工歯根を顎の骨に植えて、失くした歯を取り戻す方法のことです。
最大の長所は、無くした歯の負担を、残っている健全な歯へあたえさせないですむことです。
欠点としては、簡単な外科手術を行わなければならないこと、自由診療のため少々お金がかかることです。
当医院ではインプラントを予防の一環ととらえています。
失った歯をインプラントで補うことにより、さらなる欠損を予防するからです。
インプラントが決して全てではありません
失った歯を補う治療法には、主に3つの選択肢があります。
患者様のご希望をベースに、生活習慣、咬み合わせの状況、全身状態その他医学的な見地を考慮した上で、失った歯の機能をどう回復するか治療計画を立案します。それぞれの治療法にメリット・デメリットがありますので、よく説明・相談のうえ、一緒に検討していきましょう。
インプラント治療の流れ ※2回法の流れです
1.診察相談(約30分)
カウンセリングや治療方針、治療費の説明をします。
2.精密検査(約20分)
レントゲン、口腔内写真、歯の模型の作製をします。
3.治療計画の説明(約30分)
前回までの診断結果の報告と、これからの治療について説明します。
4.インプラント治療の前処置(必要に応じて)
歯周病治療やカリエス治療など残存歯の治療をします。 また骨造成なども行う場合もあります。
5.インプラントの埋込手術(30分~1時間)
インプラントを骨の中に埋め込みます。
6.インプラントと骨の結合安定期間(6~24週間)
インプラントと骨がしっかり結合するまで約6~24週間待ちます。
※骨の状態などで期間が異なります。
7.安定期間後の2次処置(20分)
埋まっているインプラントの頭を出し、人工の歯を接続するアバットメントという土台を取り付けます。
8.人工歯の型取り・装着(30分)
人工歯の型を取り、歯並びや色をチェックしながら人工歯をつくります。人工歯が完成したら装着します。
9.治療後の定期チェック(約30分)
治療が終わった後はまず1週間後に定期検査をします。
その後はだいたい1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月後に定期検査をします。
他医院で、インプラントができない、といわれた方へ
当院では、骨を再生してインプラントを行うことが可能です
GBR法は幅が薄いまたは高さがない骨を、インプラントの埋め込みが可能な骨の量にするための再生治療です。
GBR法は新しい骨の元になる骨充填材を骨を増やしたい部分に置き、その上から特殊な専用膜を使用し、あごの骨の再生を誘導する手術です。
GBR(骨誘導再生)法 症例
治療前の状態では、埋入したインプラントが、歯茎の骨から少々露出しています。縫合する際に、特殊な材料を塗布して時間を置くことで、歯茎の骨が再生し、インプラントがしっかりと定着します。
治療前 | 治療後 |
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リスク/インプラント周囲炎、メンテナンスが必要